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運転免許証が失効するとどれくらい大変?

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運転免許証が失効するとどれくらい大変?
皆様は、運転免許証の更新を忘れそうになったことはありませんか?
また、うっかり更新を忘れて運転免許証を失効してしまった際の対応をご存じでしょうか?
本日は、私の実体験に基づいて「運転免許証更新手続きの重要性」についてお伝えをしたいと思います。

運転免許証が失効していると気づくまで
私は過去に運転免許証の更新手続きを忘れてしまい、免許を失効した苦い経験があります。
理由は恐らく、更新ハガキを見ずに捨ててしまったためです。

当日は元号が「平成」から「令和」に変わって少ししたタイミングであり、免許証の有効期限の表記が「平成」となっていたのでぱっと見では気付くことは出来ませんでした。「令和」を「平成」に直してみると、有効期限が過ぎているではないですか。何度も計算し直しましたが、何度見直しても失効している事実は変わりませんでした。

当時は、都内在住かつ車を所有していなかったため車を運転する機会がなく、私の運転免許証はただの身分証明書となっておりました。それが幸いし、無免許運転をしてしまうような事態を避けることが出来ていたのがせめてもの救いでした。

失効しているという現実を何とか受け入れた私は、これから先取るべき対応について調べました。
ここで私は「有効期限が切れしまってもまだ諦める時ではない!」ということを初めて知りました。
簡単ですが下記の図の通りまとめてみました。

経過日数 必要となる対応
6か月以内 適性試験及び必要な講習を受講することで運転免許証の再交付を受けることが可能
6か月を超えて1年以内 本免許試験の学科試験及び技能試験に合格し、本免許を再取得する必要がある
※仮免許試験(学科・技能)免除
1年超 ゼロからの再取得が必要


皆様は知っていましたか?有効期限が切れてしまった場合、有効期限から「どれくらい過ぎているのか」ということが重要なのです。
私はどれくらい有効期限から過ぎてしまったのかをすぐに確認しました。結果、6か月と3週間。免許の再交付を受けるにはギリギリアウト(仮免許試験免除)でした。こうして私の免許再取得に向けた長く苦しい闘いが始まりました。

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失効してから本免許を取得するまで

取るべき対応がわかった後は、失効手続きなど所定の手続きを行い仮免許証の交付を受けました。
仮免許証の交付後は、本免許試験の学科試験と技能試験に合格して本免許を再取得する必要があります。本免許を取得する方法は2つ。
 ① 自動車教習所に入校し、第二段階から受講する
 ② 学科及び技能試験を直に運転免許試験場で受講する ※通称「一発試験」や「飛び入り試験」と呼ぶ

②の方法は教習所に通う必要がないため、一回で合格出来れば時間とコストをかなり抑えることが出来ます。しかし、合格率は5%前後とも言われている難関のため、安全策を取るのであれば自動車教習所に入校する①が望ましいと思います。私は時間と費用をあまりかけたくなかったので、②の方法を取ることを選択しました。
まずは学科の勉強を始めましたが、ひっかけ問題が多くかなり苦労をしました。

スマホアプリなどを駆使して寝る間を惜しんで勉強をし、何とか合格することが出来ました。

問題は技能試験です。
いきなり試験会場に行き受験をしても合格出来る訳がありません。
有償で技能試験の練習が出来る所を探し、多少の費用をかけて技能試験に向けて練習をしました。車に乗って練習が出来ない時も、YouTubeの対策動画などを何度も見てイメージトレーニングを欠かしませんでした。
そんなこんなで本免許の技能試験当日を迎えました。


一発試験ではブレーキを一回でも踏まれたら合格は絶望的になります。
終始順調に課題をクリアし、次の角を右折したらゴールというところまで来ました。
しかし、私はゴール直前で気が緩んだのか、試験官にブレーキを踏まれ不合格となりました。
理由はごく単純な判断ミスでした。

一発試験がなぜ難しいのか。
その理由は色々あると思いますが、個人的な感想としては、助手席に乗る試験官が警察官であるという「緊張感」が一番でした。
極度の緊張感により視野と判断力が乏しくなり、通常ではしないような判断ミスをしてしまうのです。

一発試験は何度でも受験することが出来ますが、実態としてはそう何度も受験をすることは難しいです。
なぜなら、一発試験はかなり混んでいるため受験予約が全然取れないからです。
それに加えて、仮免許証の有効期限は6か月です。
6か月の間に学科試験を合格し、技能試験の練習をし、予約が難しい技能試験に合格をする必要があります。
時期や場所にもよるかもしれませんが、私の場合は時間があるようで全くありませんでした。

仮免許の残り期間が1か月を切りそうなタイミングでようやく2回目の技能試験を受験することが出来、何とか合格することが出来ました。
正直2回目の試験で不合格となっていたら、完全に失効してしまう事態になっていたと思います。

その後は指定の機関にて運転免許取得時講習を受講し、各種手続きを実施の上免許証が交付されます。

技能試験の練習費用なども含め、費用としてはトータルで5~7万程度掛かったように記憶しています。
仕事をしながらの再取得なので、有給休暇も4日程取りました。

とにもかくにも、お金的にも時間的にも精神的にも辛く苦しい6か月間でした。

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運転免許証の更新を忘れないようにするためには

皆様には、私と同じつらい経験をしないでほしいと切に願っています。
運転免許証の更新忘れを防ぐのに有効と考えられる方法をいくつか記載しておきます。

【免許証の住所変更を忘れずに!】
引越しなどで住所が変わる際には、運転免許証の記載事項変更手続きを忘れず実施しましょう。
これを忘れてしまうと、免許更新時期を知らせるハガキが届かなくなってしまいます。
そもそも、道路交通法第121条第1項には、住所変更の義務を怠った際には「二万円以下の罰金又は科料に処する」と定められており、住所変更を行うことは免許証を保有する者の義務となりますので、確実に実施するようにしていきましょう。
【やむを得ない場合は事前更新の手続きを】
海外旅行や入院、出産などのやむを得ない理由で更新期間中に更新を行うことが出来ないことが事前にわかっている場合には、事前更新を行うことが可能です。

【スマホのカレンダーに登録】
単純ではありますが、なんだかんだ一番有効な手段ではないかと個人的には思います。
本ブログを見て少しでも不安を覚えた方は、今すぐにスマホのスケジュールに登録をしましょう!

最後に:デジタル点呼マネージャーシリーズでも免許証の有効期限管理を!
弊社がご提供するデジタル点呼マネージャーシリーズでは、点呼やアルコールチェックを行う際に、あわせて免許証情報の管理を行うことも可能です。
免許証リーダーと連携してご利用いただくことにより、免許証読取りによる確実な本人確認の実施、免許証不携帯の防止、免許証有効期限のチェックを行うことが出来、より一層の安全運転につなげることが可能です。
点呼やアルコールチェックのシステムをご検討される際には、効率的な免許証情報管理まで合わせてご検討されてみてはいかがでしょうか。

デジタル点呼マネージャー:緑ナンバー事業者様向け、点呼情報一元管理システム
デジタル点呼マネージャー・スマート:白ナンバー事業者様向け、アルコールチェック情報一元管理システム

▼ドライバー本人による免許証有効期限確認(免許証内容確認)
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免許証リーダーを利用し免許証情報を読み取ることで、ドライバーが利用するアプリの本人確認画面上で、免許証の有効期限をご確認いただくことが出来ます。日々の業務の中で有効期限に目が触れるため、期限が迫っていることを本人自ら気付くことが出来ます。


▼管理者による有効期限確認(免許証期限切れアラート表示・通知)
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免許証の有効期限が切れている方が点呼やアルコールチェックを実施された際には、管理画面上でアラート表示されます。加えて、ドライバーの方が免許証の有効期限が切れている状態で点呼やアルコールチェックを実施した際には、管理者にアラートメールが送信されます。これらにより、管理者の方は即座に異常を把握・対処することが可能です。


▼管理者による有効期限確認(有効期限管理)
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有効期限管理機能により、期限切れ間近の対象者を管理者側で即座に把握することが出来ます。「有効期限の●日前になったら管理対象として自動抽出する」といった閾値の設定を行っていただくことが可能です。
※管理対象者を自動抽出する有効期限管理機能は、デジタル点呼マネージャーのみでご利用可能な機能です。
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