厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト「e-ヘルスネット」では、以下のページで「アルコールの基礎知識」と関連情報を解説しています。
「アルコールの基礎知識」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol-summaries/a-02
「飲酒量の単位」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-02-001.html
「アルコールの吸収と分解」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-02-002.html
「アルコールの作用」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-02-003.html
「e-ヘルスネット」によりますと、お酒のメニューには様々な種類があるので、飲んだ酒の量ではなく、摂取した純アルコール量を基準に判断する必要があるとのことです。
その基準飲酒量として「ドリンク」という単位があり、1ドリンク=10g という基準量が使用されているそうです。
以下の表は、お酒の種類とその量、それを純アルコール換算(g)及びドリンク数として算出されたものです。
e-ヘルスネットより
では飲んだ後にアルコールを処理できる時間(酔いがさめる時間)は、どれくらい必要なのでしょう。
一般的に1時間で分解できるアルコールの量は「体重 x 0.1g程度」とされています。
例として、体重50kgの方がビール中ジョッキ1杯を飲んだ場合の時間を、上記の表から算出してみます。
体重50kgの方の場合
50kg x 0.1g/h = 5g/h
ビール中ジョッキ1杯の純アルコール換算は13g
これらより、13÷5 = 2.6時間/杯
計算上では、ビール中ジョッキ1杯飲んだ後に、それが抜けるまでに2.6時間かかると算出されます。
中ジョッキを2杯飲んだならば、この倍の時間が必要となります。
ただし、先ほどご紹介したページ「アルコールの吸収と分解」で詳細が説明されていますが、飲み方や個人の体質などによりその状況は大きく変化します。
・食事をしながら飲んでいるかどうか
・性別や体格
・アルコール代謝の個人差
人それぞれで、体格や体質的にお酒に弱い方もいらっしゃいます。個人差も考慮の上、このデータをご参考にして頂きたいと思います。
翌日にお仕事で運転を予定されている方は影響が出ないよう、飲み過ぎに注意しましょう。
飲んだ翌日、時間が空いたからという理由でお酒が抜けたとは言えません。前日に純アルコール量を多く摂取していれば、体に残っている可能性が高まります。
もし運転する際は、法令に則り、アルコール検知器を使用して数値に問題が無いことを確認し、会社へ報告の上、ドライバーご自身も安心して出発しましょう。
デジタル点呼マネージャーシリーズでは、ドライバーがアルコールチェックを行うと同時にインカメラでその様子を撮影し、数値・画像・日時など必要な情報がクラウドに自動保存されます。
もしアルコールが残っていることを検知した場合は自動で管理者にも通知されますので、ドライバーの酒気帯び運転を未然に防止することが可能です。
ドライバーの安全運転・事故防止にどうぞお役立て下さい。
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