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導入事例

給排水設備メンテナンス業

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Interview #03
デジタル点呼マネージャー・スマート

重視したのは、「簡単」であること。

■高圧洗浄車や現場移動用の軽バンなどを所有。

■車両20台が稼働。運転する社員は約15人。

■直行・直帰が多く、点呼しにくい業務形態。

■運用開始は2023年3月。

1都6県を中心として、浄化槽や排水設備のメンテナンス、建設現場の仮設資材のレンタルを行う八宝商事様に
「デジタル点呼マネージャー・スマート」を導入いただいています。
今回は導入責任者様へインタビューを行い、導入前の課題や導入に至る経緯、さらに導入のポイントや活用後に感じたメリットなどをお伺いしました。
(取材時期 : 2023年12月)

Q:デジタル点呼マネージャー・スマートの導入前の課題を教えてください。

台帳への手書き管理による、「管理負荷」と「経営リスク」が課題でした。

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高圧洗浄車

私たち八宝商事は、浄化槽の維持管理や仮設資材のレンタル、排水設備メンテナンスなどを幅広く手掛けています。
長年のノウハウが蓄積されており、コンサルティング的にきめ細かく提案が可能なため、「八宝商事に聞けば答えが返ってくる」というような広範囲の対応力が強みの会社です。
幅広い対応が求められるため、高圧洗浄車、レンタル品を納品するための車両、浄化槽の維持管理現場へ移動するための車両など、20台程の車両を所有しています。

朝は殆どのドライバーが直行で業務に従事し、帰りは直帰をする者もいれば事業所へ帰社する者もいます。
元々、現場の社員から部長あてに作業開始時と作業完了時の電話報告を行っていました。

このため、直行直帰者のアルコールチェックを電話で行うこと自体についてはそれほど混乱がありませんでした。
しかし、電話や対面で行ったアルコールチェック結果を部長が紙に記録を残し、集計した上で経営へ報告を行うという高い「管理負荷」と、アナログが故に起こり得る管理の抜け漏れや問題への気付きの遅れという「経営リスク」が残るという点が課題だと感じていました。

Q:比較検討に際してどのようなことを意識していたのでしょうか。

「シンプルでわかり易く、使い方が簡単」であること。

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中央自動車工業 NEO BLUE

道路交通法の改正が発表されて、アルコールチェック結果を管理しなければならないとなった当初から「これはシステムを活用しなければうまく管理できないな。」と思っていました。
紙で管理を続けるのは非効率であるのに加えて、間違いのもとになる。どうせやる必要があるのであればしっかりと管理をして安全運転を徹底したい。でも管理は楽に行いたい。そのような発想に至り、システムを探し始めることにしました。

最初はアルコール検知器から探し始めました。現場のドライバーが「使いやすい」ことを一番に重視し、大きさ、耐久性、衛生面、電源方式など様々な観点で比較検討を行いました。電源方式の面では、電池の購入や交換の手間を考えて乾電池式は避け、充電方式の検知器が良いと考えていました。

当然「検知精度」も重要視して検討を行いました。直行直帰が多く目視確認を行えないケースが多いため、誤反応が出にくい検知器が必要であると考えていました。複数メーカーの検知器を検討する中で、最終的には中央自動車工業株式会社様の『NEO BLUE』に決めました。

検知器を決めた後、NEO BLUEと連携して使うことができるクラウドシステムを探し始めました。
クラウドシステムに求めていたことは「シンプルでわかり易く、使い方が簡単」であること。
年齢層の高いドライバーもいるため、スマホでのアルコールチェックが複雑でわかりづらいと導入を進めることが難しくなると考えていました。
インフォセンス様の『デジタル点呼マネージャー・スマート』は、一画面ずつボタンを押していけばアルコールチェックを簡単に終えることが出来ます。デモ画面を初めて見た時に「あ、これならいけるな。」と思いました。
その他にも、アルコールチェックを実施した際の位置情報や顔写真が残ること、各種マスタ管理がしやすい所も使い勝手が良いと感じました。

Q:導入時の苦労や工夫したことはありましたか。

マニュアルを配ることなく使えています。

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業務で使用する各種車両

導入時の苦労は特にありませんでした。マスタで登録する項目については必要最小限の項目に絞って登録を行っているので、使い始めるにあたって大変という事はなかったです。
ドライバーがスマホアプリを使う際も特に問題なく、一度使い方を見せたら皆すぐに使えるようになました。インフォセンス様から提供されていた操作マニュアルを使用することなく、スムーズに利用出来ています。

ドライバーに使い始めてもらう際に、最初の2か月間は試用期間を設けました。従来のアルコールチェックの記録はしっかりと行いつつ、アプリでの登録を行うのを忘れた場合もその期間はお咎めなしとしました。
もちろん、忘れているという事はしっかりとドライバーに伝えるようにし、その2か月間の間でしっかりと定着するようにしていきました。アプリ使用時には本人確認のため社員番号が必要になりますが、たまに自分の社員番号を忘れてしまう者もいるので、アルコール検知器に社員番号と名前のシールを貼ることで使う際に困らないような工夫はしました。

Q:アルコールチェックや安全運転の重要性についてどう感じられていますか。

お客様や地域の方々、そして社員に安心感を持ってもらいたい。

地域に根付いて事業を展開している企業なので、「お客様や地域の方々に安心感を持ってもらいたい」と考えています。人命にも関わるものですから、アルコールチェックをしっかりやることは企業としての重要な責務だと思います。社員を守るという意味でも、社会の規範に従って会社を運営していくという意味でも、アルコールチェック結果の管理を徹底することは必須だと考えています。

安全運転を徹底するために、アルコールチェック以外にも「無事故カレンダー」というものを作って安全運転に対する意識を高める取り組みを日々行っています。「無事故カレンダー」では、会社全体としてあった運転時のヒヤリハットや世間で話題になった事など、3カ月に1回テーマを変えて皆で安全運転に取り組み、その期間中の運転に伴う事故の有無を「無事故カレンダー」に記録しています。
皆で同じ方向を向いて安全意識を高めるために始めたことでしたが、安全運転への意識の高まりを実感しています。そこにアルコールチェック管理が加わり、各々が見られていると意識することで、「飲む時間を少し早く切り上げよう。」などの意識変革に繋がっています。