1. HOME
  2. お役立ち情報
  3. カテゴリ01
  4. アルコールチェッカーの選び方 (後編)

お役立ち情報

アルコールチェッカーの選び方 (後編)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
アルコールチェッカーの選び方 (後編)


現在、世の中には様々な種類のアルコールチェッカーが販売されています。
製造や販売に携わる企業は大変多く、形もさまざま、価格にも幅があります。これらのアルコールチェッカーにはどういった種類があるのか、ご自身に合ったアルコールチェッカーをどのように選べば良いか、ご存じですか?

前回の記事では、センサータイプと製造元による選び方のポイントをご紹介しました。
今回はその続編としてサイズや形状、電源方式、さらにデータの確認方法について詳しく見ていきましょう。

1. サイズ、形(携帯型、据置型)
2. 電源方式(乾電池型、専用充電池型、常時給電型)
3. データ確認方法(画面表示のみ、内部メモリ型、外部連携型)


1. サイズ、形(携帯型、据置型)
アルコールチェッカーのサイズは、使用するタイミングや場所に応じて選択すべきです。
一般的に、据置型は携帯型と比べてセンサーの測定可能回数や使用可能期間が長く、ボタンやディスプレイも大型であるため、保守性や操作性の面で優れていると云えます。そのため、自動車を運転する前後に必ず事務所へ立ち寄るのであれば、基本的には据置型で問題ないでしょう。
しかし業務で自動車を使用するのであれば、何らかの事情により自宅と外出先との間を直行直帰したり、出張先で自動車を運転するなど、事務所へ立ち寄れないケースが発生する場合もあります。
そのような場合にも備え、据置型と携帯型の両方のアルコールチェッカーを導入し、測定するシーンや使用者の行動パターンに応じて使い分けることも重要です。


2. 電源方式(乾電池型、専用充電池型、常時給電型)
アルコールチェッカーの電源方式も重要な要素です。据置型のモデルは基本的にAC電源から常時給電する方式が採用されていますので、設置箇所にコンセントを用意する必要がありますが、連続して使用する場合に適しています。
これに対して携帯型の場合は、乾電池式や内臓バッテリーへの充電式、DC電源やUSBアダプター経由での給電に対応するなど、あらゆる給電方式があります。
乾電池を使用するタイプであれば、外出先で容易に入手しやすいため、咄嗟の電池切れへの対処や、充電環境を確保しづらい場合などに便利です。乾電池を予備として持ち歩けば、電源切れの心配もありません。ただし使い捨ての乾電池を使用する場合には、費用が嵩む傾向にあります。
一方、充電式のアルコールチェッカーは、アルコールチェッカー本体へ内蔵された充電池へ充電することで使用します。USB給電に対応しているモデルなら、パソコンやモバイルバッテリーから充電することも可能です。充電式のアルコールチェッカーは、繰り返し使用できるため長期的には乾電池式よりもコストの面で有利です。
また一部の機種においては自動車のDC電源から給電を行えるアダプターがオプションとして設定されているものもあります。
こちらはバッテリーの充電環境を用意しづらい場合などに、給電方法の選択肢が増えるため便利です。
使用する環境や予算に合わせて、適切な電源方式を選択しましょう。


3. データ確認方法(画面表示のみ、内部メモリ型、外部連携型)
アルコールチェッカーのデータ確認方法も重要なポイントです。基本的にはどのアルコールチェッカーにも、デバイス自体にディスプレイを搭載しており、測定結果を直接目視にて確認できます。
一方、内部メモリ型のアルコールチェッカーは、測定データを内部に保存し、後でまとめて確認することができます。このタイプのアルコールチェッカーは、従業員のアルコール検知の履歴を管理する必要がある場合や、データの追跡や分析が必要な場合に適しています。
さらに、外部連携型のアルコールチェッカーであれば、他のシステムやデータベースとの連携が可能です。例えば専用の管理ソフトウェアと連携することによって、アルコール検知結果を遠隔地であってもリアルタイムで収集し、必要な措置を取ることができます。また、異常検知時のアラート通知やレポート作成の機能も組織的な運用においては有用です。

 


結論:
アルコールチェッカーの選び方において、サイズ・形、電源方式、データ確認方法のポイントを考慮することが重要です。企業のニーズや使用環境に合わせて、携帯型か据置型か、乾電池型か専用充電池型か常時給電型か、画面表示のみか内部メモリ型か外部連携型かを検討しましょう。
適切なアルコールチェッカーを選択することにより、企業は従業員の健康と安全を保護し、業務上のリスクを軽減することができます。

より詳しく話を聞きたい、自社のアルコール検知器選びを相談したいなどのご相談は、以下のフォームよりお寄せください。


お問い合わせはこちらへ

あらゆる業種、業態の企業や自治体での運用ノウハウを持つスペシャリストが、ご相談者様にとって最適なアルコールチェッカーや導入方法をご提案します。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加